twitko Casa de KIo キオ君のお家

すっかり気に入ってしまったエルボルソンも

気づくと約3週間の滞在になっていた。

町にも少し慣れ、

お肉やチーズの美味しいお店や

豆腐、味噌が買えるお店なんかも憶えた。

 

その日はセマナサンタだった。

ちょうど一年前に

グアテマラでの大きな祭りの様子をここに書いた。

そう日本を出発してから一年が経ったのだ。

色々な事が起こり過ぎて、

いまいち実感がわかない。

目の前の出来事でいっぱいいっぱいで、

過去をゆっくり振り返る事等そうなかった。

 

話はそれてしまったが、

ここ、エル・ボルソンでも

中央公園付近でちょっとしたお祭りがあった。

ロックバンドのライブや沢山の出店に人が賑わっていた。

自分達もビール片手にぶらぶらしていると

「日本人?」

と、どこからか聞こえた。

こんなヒッピーだらけの場所で日本語??

自分の耳を疑ったが、

回りを見渡していると子供を抱いたキオ君を見つけた。

 

キオ君はカナダ人と日本人のハーフで、

アルゼンチン人の奥さんとの間に

二人の可愛い子供を授かり、

一年の半分をカナダ、

半分をここエルボルソンで暮らしている。

優しいキオ君は

自分達がテントで毎日過ごしていると話すと

寒いから家においでと誘ってくれた。

その日は自分達の都合で一旦分かれ、

後日、手書きで書いてくれた地図を頼りに訪ねてみた。

 

自分達の滞在していたキャンプ場から歩いて約一時間

目標にしていたキオ君の家を探した。

とにかく一軒一軒の土地が広いのでちょっと苦戦したが

屋根に植物が生えた、可愛らしいお家を見つけた。

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「オラー」と叫ぶも

ここも土地が広く声が聞こえているのかすら分からない。

何回か叫んだ後、

家の中から美人な奥さんイネスが出向いてくれた。

色んな意味で凄い家だった。

自分と友達とで作ったストローベイルハウス

土に帰る家だそうだ。

光を取り込むのに

ガラスのボトルを使ったりと見ているだけで凄く楽しく

心が温まる家だった。

実際お家の中も暖かい。

ペンキ等も一切ケミカルを使っていない。

幸せそうな家族にこのお家。

キオ君を見ながら他に望む物は無いのだろうなと思った。

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庭も見せてもらった。

洋梨、リンゴ、クルミ…沢山の木に囲まれ

子供用の小さなお家も建設途中。

特に目が行ったのが、

マプチェと言う民族のエンブレムが刻まれたピザ釜。

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分かりやすい様にピザ釜と書いたが、

勿論なんでも焼ける。

これも色んな工夫が成されておりここで書くのは難しい。

カナダでも一個制作したのだとか…

その日ごちそうになった、

チョリソー、お肉、そのまま焼いたパプリカは絶品。

釜一つでこんなに味が変わるのか〜と感心した!

 

ほんとうに楽しみながら仕事をし、

家族を大事に養っているキオ君がカッコ良いと思った。

またどこかで会える事を約束し分かれたが

その後もずーっと名残惜しんでいた。