SONY MX-8を修理してみた

いつものように地元のリサイクルショップを回っていたらデザインが超好みなレトロなミキサー SONY MX-8をジャンクで発見。電源要らずのパッシブというのが良い。半田付けの練習台にしてやろうと2台買ってみた。

帰って音を通すと案の定、2台共に全フェーダー にガリがのっている上にブーンとハムノイズが出ている。抵抗周りは綺麗なのともちろんコンデンサ類は見当たらないので、端子とフェーダーを綺麗にできればなんとか治るんじゃないかと10分もしないうちにバラしてしまう。

状態の悪い方をばらして良い方に流用すれば、状態の良い一台ができるだろうと汚い方をバラバラにする。

フェーダー は基盤から半田をとって全て外す。でもってフェーダーも分解。そして綿棒でクリーニング。

カーボン抵抗を傷つけないように優しく汚れを落とし、再度グリスアップ。フェーダーは重いのが好みなので、がっちりグリスをつける。ミニ四駆のギアにグリスを塗っていた頃を思い出す。

端が錆びているけどまぁいいか。再度フェーダー を組んで基盤に付け直し、

背面端子もクリーニング。

完成!やはりこいつかこいい。

早速試しに(LINE INに入れると音が小さいから)MIC入力にMS-20のOUTを突っ込むw。 うーん良い音やん!ガリもノイズも消え、上出来だ。

まぁなんというか。こういう死に体同然のものに手を入れることで、また使えるようになるのって、気分上がるなと。つまみやフェーダー を触るのが好きな自分は、どうやらこういう作業も好きらしい。

よくよく調べるとこのSONY MX-8、グランドマスターフラッシュが初期にキューが聞けるようにスイッチを上につけて使っていたようで。

思いついたので、余ったもう一台は、部品をリサイクルしてeurorack用のパッシブモジュールを作ってみようと思っている。これまたワクワクするなということで。うまくいったらのっけます。