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Twisted Farm Vol.3 – 2020年4月23日

2020年4月23日。

表面を耕運機で走られた面は不耕起で野菜を育てるのはもう無理なので、大人しく周りに合わせて鍬とスコップである程度の深さまで土起こしをする。普段はキーボードばかり叩いてる体なので、鍬を下ろすたびに背筋を使っている実感が強く、とても気持ちがいい。塩味の汗を舐めながらセッセと土を起こす。化成肥料を使わず有機でやりたいのでグチ君からもらった米ぬかと買ってきた鶏糞を混ぜ込みながらおよそ2週間毎日。後々痛感することなのだが、化成肥料を使った一般的な畑をやってきたこの年配さん2名には、やはり自分のやりたい形はいまいち理解ができないらしい。話し始めは口合わせに面白いじゃんかというが、2、3分も畑を見ながら話すとこれじゃダメだあれじゃダメだと毎回同じことを言われる。全く逆のことを言って山一つ分の有機畑を長年面倒見てきた先輩を知っている自分としては、「どれが自分にとっての真実なのか」を見極めるためにやっているのに、ハナから失敗するぞとか言ってくることも、そもそもなんで失敗したらいけないのかも理解ができない。体験こそが学びであって、言われた通りにやっているうちは学びにならない。自分は失敗も含めて経験を蓄えたいから試したいことを片っ端から試してみたい。真実なんで人の数だけ存在する。そういう気持ちががこの2名の80代前後のおじいちゃんにはわからないらしい。自分でお金を払って借りている畑でこんなにちくちく言われると、数年後はやはりどこかに自分の土地で畑を作る必要があるなと感じた。

幸いなことに、自分の借りている区画の隣のこれまた一人の80越えおじいちゃんだけは、鼻歌を歌いながら優しく見守ってくれ、相談するとタダでサンネットやスコップを貸してくれたりする素敵な方なので助かる。気がついたらニラを植えられたりするが、自分のやっていることにぐちぐち言ってこないだけとても気が楽だ。もちろん80代前後のおじいちゃんにもいろんな人がいる。森を見て木を見ないような十把一絡げな思い込みだけはしないように気をつけようと心に思う。

クローバの間に植えた野菜にある程度日が当たるように周りは刈り取る
スコップとくわだけで起こしているが、土が固く、2週間ぐらいかかった
ひっくり返しただけだとほぼブロックがひっくり返ったような状態
畝の幅は計って土を起こした方がいいとやってから気がついた。行き当たりばったりは身をもって失敗するからよく覚える。
一番ハジの畝はお節介なおじいちゃんが有無を言わさず化成肥料を投入。一年目なのでだまって見逃しておく。反対サイドに有機だけの畝を作って比べてみることにする。
わんわん。