エルチャルテンに着いた日は
晴れていたものの、かなりの強風。
二人して怯えた。
と言うのも、
パイネの強風で中国製のテントはフレームが曲がり、
内側のパーツもほつれが酷かったからだ。
鋭く尖ったフィッツロイ山を目の前にして
日帰りハイクも何かな〜
と思いながら
取りあえず激安キャンプ場で考えた。
そこにはまたラスタ兄ちゃん達が沢山。
半分居住している様な色褪せたテントまであり笑った。
笑った罰が当たったのかどんどん天気は崩れて行き雨と
夜には強風。
二日間キッチンとテントの中のみ。
到着三日目にフラフラしながら
駄目もとでテントの修理屋は無いか
アウトドアーショップに訪ねるとSi hay!(ある。)
日本の感覚で
直ぐにでも持って行きたかったのだが
良くやる失敗、
シエスタで営業しておらず。
次の日安宿を探し直し再度リペアー屋へ。
ミシンと生地が押込められた
小さなトレーラーハウスがそれだった!
カッコいい。そこのリンク先
https://www.facebook.com/pages/El-Chalten-Mountain-Repair/506939709341265?sk=photos_stream
修理個所はトータルで7、8カ所。
恐る恐る値段を聞くと意外に安く
ぽっちゃりしたおばさんが天使に見えた。
次の宿でも素敵な出会いが有った。
子供と一緒に旅している岡崎ファミリーとの出会いだ。
年も同じくらいで、子供はインドで生まれたそうだ。
日本での接点はあまり無かったが、
インドでの共通の話題等が上がり
盛り上がった。
子供をインドで産み旅を3年続けている…
自分達に取って大きな励みになった!
3日間と短い間の楽しい時間を過ごしていると
いつの間にか天気は良好になりテントも復活。
今だ!!とばかりに
三日分の食料調達を済ませ山へ入った。
岡崎ファミリーともここでお別れ…
っと思ったが初日の山の中で偶然再会し、
写真を撮ってお分かれした。
またどこかでの再会を誓って。
初日は雨もぱらついたが
チャルテンに入って5日待った甲斐も有り
昼間は汗ばむ程。
最高のトレッキングに幕を閉じれた。
チャルテンを出発する時には
二人ともなぜか寂しくなってしまい、
また必ず戻ろうと二人で約束した。