ちょっとたってしまったけど、年始の挨拶に仙台のお世話になっている人たちのところに行ってきた時のものを。
震災後中々踏ん切りもつかず、年始のこのタイミングでやっとこれたのだけど、
何かの度にお世話になってはや10年弱の付き合いになるこの町におりた時、琴線に触れる何かを感じずにはいられなかった。
遊びに行っただけだけど、(pangaeaの新年会、石森山の餅つき、ブータン、楽しかったです)、
国や自治体にたよらず、できる限り自分たちで震災や放射能と向かい合っているみんなを見ると、対岸の火事では全くない事を肌で感じた。
情報なんて何にも信じられなくなっている今、大事なのは自分の目で見て自分の耳で聞いて自分なりの咀嚼をすることだ。メディアは真実を語っていないと言う人もいるけれど、本音は、本当に誰もどうなっているのかわからないとか、もしくは数値が大きすぎてとても公表できないとか、「真実は推測で埋まってしまっている」のが現状だ。
少なくとも僕が仙台で会って来た人たちは、国や地自体、メディアの情報に頼る事をやめ始めている。
自分たちで組合をつくり、250万円以上の放射線検査機を購入し、近くの土や、販売しているお米を自分たちで調べている。
あそこのお米は大丈夫だとか、あそこの土からはこのぐらい出ているとか、足をいろんなところに運んで、みんなで情報を共有している。
国が線量を調べてOKを出したから食べられるではなく、スーパーで売っているから大丈夫でもなく、
自分たちで判断して国の中に入れる物を選んでいる。自分たちで生きているのだ。
自分たちの身は自分たちで守っていくしかないのだ。